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ストレートネックについて

ストレートネックとは?

ストレートネックとは、正常な状態ではゆるくカーブしている頸椎(首の骨)がまっすぐになっている状態のことです。最近では、スマホ首とも言われています。

ストレートネックの根本原因は?

ストレートネックの原因は姿勢の不良と言われています。猫背や首を前に突き出す姿勢(PC作業等による姿勢)により、頸椎がまっすぐになり、その姿勢が続くと肩や首の周囲の筋肉が緊張し、頸椎がまっすぐに固定されてストレートネックになります。最近では、10代や20代の方にストレートネックの症状が見られることが増えており、これはスマートフォンを使用する姿勢が悪く、猫背の状態が続くことにより引き起こされていると考えられています。ストレートネックの状態が続くと、後述するさまざまな症状が現れる場合があるため、早めに軽減を目指し、日々の姿勢の意識を変えることが大切です。

こんなお悩みはありませんか?

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首・肩が凝る、緊張が強い
慢性的な頭痛がある
首が回らなくなる、後ろを向こうとしても動かない
肩、腕が痺れる
肩から腕にかけて強い筋肉痛のような痛みがある
姿勢の悪化による筋肉への負担

ストレートネックの初期の症状の一つとして、首や肩の凝りや強い緊張があります。日常的に肩が凝っている感じがする方や、首の周囲に痛みを感じる方は、ストレートネックが疑われることがあります。さらに、首や肩周囲の筋緊張が強くなると、慢性的な頭痛が現れることもあります。これは、筋緊張が頭部の筋肉に連動して影響を与え、頭痛を引き起こすためです。また、首が回らなくなったり、後ろを向こうとしても動かないことがあります。これは、頸部の筋緊張が強くなり、筋肉が突っ張ることで、左右を向くことが困難になることがあります。さらに、ストレートネックが進行すると、頚椎ヘルニアが起こり、神経が圧迫されて肩や腕に痺れを感じることがあります。また、肩から腕にかけて強い筋肉痛のような痛みが現れることもあります。これも、神経が緊張した筋肉に圧迫されることが原因で、ヘルニアとは関係のない部分でも筋肉痛のような痛みを引き起こすことがあります。

ストレートネックに対する当院の考え

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当院では、ストレートネックは早めに対応するべき状態であると考えています。それは、ストレートネックの症状が進行すると、日常生活にも支障をきたすようになるからです。前述したように、ストレートネックが進行すると、腕や肩の痺れ、安静時の痛みや車の運転中の振り向きがしにくくなるなど、QOLの低下や大きな事故に繋がる可能性もあります。それらだけではなく、ストレートネックが長期間にわたって続いている場合、骨が変形を起こし、元の正しい状態に戻らなくなることもあります。こうなると、私たちでは根本的な施術を行うことができず、症状が強く出ている際には手術が必要となる可能性もあります。そのため、ストレートネックは早急に対策を取る必要があります。

ストレートネックはなぜ起こるのか?

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前述しましたが、ストレートネックが起こるのは日常的な姿勢が悪いためだと言われています。日常的にPC作業中に前のめりであったり、スマートフォンを使用している最中に下を向くような姿勢を取っていたりすることが、電子機器を使用する際の不良姿勢に繋がります。これが続くことで猫背になり、頸椎がまっすぐな状態となり、ストレートネックを発症することが多くなっています。下を向いてスマートフォンを操作することが多い学生は、特に注意が必要です。身体の柔軟性があり、そのような姿勢を取っていてもすぐに不調が出ることはあまりありませんが、その分、一度症状が出始めるとなかなか良くなりません。猫背にならないように気を付けることが、とても大切です。

ストレートネックを放っておくとどうなるのか?

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ストレートネックを放置しておくと、首のコリや肩のコリが進行し、頭痛、不眠、肩や腕の痺れ、頸椎ヘルニアなどの症状に繋がることがあります。頸肩部のコリから症状が始まり、首肩の緊張が強くなることで頭痛に繋がることが多くあります。頭痛が続くと、それが原因で不眠になったり、不眠により自律神経の乱れが起こり、体の至る所に症状が現れることがあります。また、頸椎の柔軟性が失われると、頸椎椎間板のクッション作用も失われ、椎骨(首の骨)に椎間板が押し出され、頸椎椎間板ヘルニアになることがあります。頸椎椎間板ヘルニアになると、肩や腕の痺れやダルさとともに、強い筋肉痛のような症状が現れることがあります。頭痛や不眠、ヘルニアによる痛みや痺れなどは、QOL(生活の質)を大きく下げる原因となり、日常生活に苦痛を生じることがあります。

ストレートネックに効果的な当院の施術メニューは?

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当院でストレートネックに効果が期待できる施術メニューは、頸椎の矯正に特化した頸椎特化型矯正、体全体のバランスを整えるライト矯正・スタンダード矯正、首肩周りの緊張を取りつつ頭痛にも同時にアプローチするドライヘッド矯正、猫背を軽減するための猫背改善矯正、肩甲骨周囲の緊張を緩める肩甲骨はがし、首・肩の緊張を緩め、深部の筋にもアプローチできる鍼があります。これら全てを行うのではなく、実際にお体をチェックし、現在どのメニューが効果的であるか、どのように施術プランを立てるかは患者様一人ひとりで異なります。一度に進めるのではなく、段階的にプランを立てて軽減を目指していくことが大切です。

その施術を受けるとどう楽になるの?

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頸椎特化型矯正:頸椎に直接アプローチを行い、首に重点を置いた施術となります。患者様によって差はありますが、痺れやダルさの軽減が期待できます。

ドライヘッド矯正:頸椎のみではなく、頭痛が併発している患者様におすすめの施術メニューです。首肩周囲の緊張を緩め、頸椎の矯正を行うことで症状の軽減を目指します。特に頭痛や不眠がある方にはお勧めで、ドライヘッド矯正を行った日には「よく眠れた」との声を多く頂いております。

ライト・スタンダード・猫背改善矯正:体全体のバランスを整えることで症状の軽減を目指します。首・肩のみにアプローチするのではなく、体全体のバランスを整えることで軽減が期待できます。即効性があるわけではありませんが、将来的にストレートネックを軽減したい方には特にお勧めです。

肩甲骨はがし:肩周囲の緊張が強い方、ストレートネックや猫背に伴い肩が内巻きになっている方におすすめのメニューです。肩甲骨周囲の筋緊張を緩めることで、症状の軽減が期待できます。

鍼:矯正が怖い方や、腕や肩の症状が強く、すでにヘルニアを発症している方にお勧めの施術です。首肩全体の筋緊張を緩めることで、神経症状の一時的または継続的な緩和ができる場合があります。矯正メニューを行うことが難しい方は、ぜひ一度鍼の施術を受けてみることをお勧めします。

ストレートネックを軽減するために必要な施術頻度は?

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ストレートネックの症状を軽減するためには、最低でも週2回以上の通院が必要です。症状が強く出ている方には、週3回の通院頻度を目指していただきたいです。

理由としては、痛みや緊張が強い場合、一度施術を行い状態が軽減したとしても、1日か2日経つと施術前の状態に戻ってしまうことがあるからです。そのため、一週間は空けずに通院していただく必要があります。

痛みや痺れなどの症状の軽減が見られ、状態が良くなってきた場合には、週1〜2回の通院頻度でも良いと思います。ですが、この状態になっても1週間は間を空けないでいただきたいです。理由は、症状が軽減していても、完治したわけではないからです。油断して間を空けてしまうと、元の悪い状態に戻ってしまうことがあるため、このような通院頻度をお勧めしています。