オスグッド

こんなお悩みはありませんか?
しゃがむ動作の際に膝に痛みが生じることがある
階段を上る際、膝を曲げた瞬間に強い痛みが生じる
日常生活の中でも、ふとした動作で膝に強い痛みを感じる
軽く膝をぶつけただけでも、強い痛みが出る
正座や膝に負担がかかる姿勢を長時間続けると、膝に強い痛みが出る
オスグッドについて知っておくべきこと
太ももへのアイシングは避けるべきです。アイシングは一時的に神経を麻痺させて痛みを感じにくくしますが、血流が悪くなり、筋肉の回復が遅れる可能性があります。
膝に負荷をかける激しい運動は、傷口を広げてしまうことがあるため、痛みがあるうちは激しい運動を避け、適切な運動を行うことが大切です。
膝に骨の出っ張りができた場合、床などに当たると痛みが再発することがあるため注意が必要です。
ハードなストレッチを行うと、骨の一部が靭帯や筋肉に引っ張られてしまい、剥離骨折を引き起こす可能性があります。
大腿四頭筋が硬くなることがあるため、大腿四頭筋にアプローチするストレッチを行うことが望ましいです。
症状の現れ方は?
成長痛とともに痛みが生じることがあります。膝蓋骨の下にある脛骨粗面に盛り上がりができ、痛みや腫れ、熱感が見られることがあります。
競技中や段差、ランニング、ジャンプ動作、ストップ動作時に、膝下の脛骨粗面から痛みが生じることがあります。日常生活よりも競技を行っている時に痛みが出やすいです。
脛骨粗面を押すと強い痛みが感じられることがあります。また、膝をついて座ることができない場合もあります。
大腿四頭筋の柔軟性が低下していることが考えられます。
成長期における激しい運動や過度な練習量、疲労の蓄積などが原因となることが多いです。
急激な筋肉の増加により、骨自体が支えきれないような筋肉の硬さが生じることがあります。また、足に急激な負荷がかかることも原因となることがあります。
その他の原因は?
オーバーユース状態にならないよう、過度な運動は避けることが大切です。筋肉の硬さが原因で膝に負担がかかり、競技中に膝の痛みが生じることがあります。
日常生活の動きでは痛みが感じられないことが多いため、気づかずに正座や床に座る動作をした際に痛みが生じることがあります。
疲労が溜まっている時に過度な練習を行うと、オーバーユースによってさらに負荷がかかり、脛骨粗面に対する蓄積されたダメージが現れることがあります。
急激な成長により、骨がその成長した筋肉に対して耐えきれなくなることがあり、脛骨粗面の膨らみが生じ、痛みが出ることがあります。
オスグッドを放置するとどうなる?
痛みを我慢して競技を続けていると、長期の運動休止や最悪の場合、外科的な手術が必要になることがあります。さらに、痛みが軽減した後でも、成人期に再び痛みが生じてしまうことがあり、その場合、『オスグット病後遺症』を引き起こすことがあります。そうなると、手術を行い、痛みを軽減することになります。手術では、骨小骨という骨を摘出し、脛骨粗面部の骨が突き出ている部分を切除して平らにする施術を行います。放置すると、他の怪我のリスクが高まり、体を庇うことでさらに怪我が増えてしまうことがあります。このような負の連鎖を避けるためにも、痛みが出てからできるだけ早期に対応することが大切です。
当院の施術方法について
当院の施術内容として、筋膜ストレッチが非常に効果が期待できる方法です。ハムストリングスを柔らかくすることで、足全体の怪我のリスクを軽減でき、オスグット病の主要な原因となる大腿四頭筋の柔軟性を高めることができます。これにより、急激な成長に伴う圧迫を和らげ、筋肉への負荷を軽減することが期待できます。筋膜ストレッチを行うことによって、競技中の痛みを軽減し、他の怪我のリスクも減少させることができます。また、競技パフォーマンスの向上にもつながります。
さらに、当院では「骨盤はがし」という施術も行っています。この施術は、直接大腿四頭筋にアプローチを行い、外側にある大腿筋膜張筋という筋肉にもアプローチします。これにより、硬くなった筋肉に対して非常に効果が期待できる施術の一つです。
改善していく上でのポイント
軽減していくためには、必ず自宅で大腿四頭筋に対するストレッチを行うことが大切です。大腿四頭筋は脛骨粗面という膝の下までつながっており、急激な成長や筋肉の増加により、脛骨粗面に付着している大腿四頭筋が引っ張られるため、継続的に大腿四頭筋をストレッチすることが必要です。
スポーツを行う際には、なるべく激しい動きを避けるようにしましょう。練習に参加する際には、脛骨粗面を保護するサポーターを装着することをお勧めします。競技後には、必ずアイシングを行い、熱感を取ることが重要です。終了後も、ストレッチを続け、他の怪我のリスクも軽減できるようにしましょう。もし痛みが引かず、出っ張りが強くなった場合は、一度整骨院にて施術を受けることをお勧めします。